安部公房の新潮文庫收録作品
安部公房の作品は新潮文庫で多く刊行されてゐるが、意外にも現在では絶版になつてゐるものも幾つかあるらしいことに最近氣付いた。初版の刊行年を括弧内に記し、刊行年順に收録作品を竝べた。青色にしたものが、現在絶版となつてゐるものである。
・他人の顔(1968)
・壁(1969)
・けものたちは故郷をめざす(1970)
・第四間氷期(1970)
・飢餓同盟(1970)
・幽霊はここにいる・どれい狩り(1971)
・水中都市・デンドロカカリヤ(1973)
・R62号の発明・鉛の卵(1974)
・無関係な死・時の崖(1974)
・終りし道の標べに(1975)
・石の眼(1975)
・人間そっくり(1976)
・夢の逃亡(1977)
・燃えつきた地図(1980)
・砂の女(1981)
・箱男(1982)
・密会(1983)
・笑う月(1984)
・友達・棒になった男(1987)
・カーブの向う・ユープケッチャ(1988)
・緑色のストッキング・未必の故意(1989)
・方舟さくら丸(1990)
・死に急ぐ鯨たち(1991)
・カンガルー・ノート(1995)
尚、各絶版作品について簡單に紹介してゐる記事も見つけたのでリンクを貼つておく。安部公房の作品については私もまだ上に示した内の數册を讀んだに過ぎないが、いづれは全てを入手して讀みたいものである。
意外と絶版になっている安部公房の小説|日々の栞