2020-01-01から1年間の記事一覧

三島由紀夫短篇の新潮文庫收録状況

三島由紀夫の長篇は全て文庫本で現在も刊行され續けてゐるといふのは知られてゐるが、ふと短篇のはうはどうなのだらうと思つて調べてみた。短篇集はほぼ全て新潮文庫で出され、自選短篇集である二册「花ざかりの森・憂国」「真夏の死」のほか、「鍵のかかる…

安部公房の新潮文庫收録作品

安部公房の作品は新潮文庫で多く刊行されてゐるが、意外にも現在では絶版になつてゐるものも幾つかあるらしいことに最近氣付いた。初版の刊行年を括弧内に記し、刊行年順に收録作品を竝べた。青色にしたものが、現在絶版となつてゐるものである。 ・他人の顔…